1: オムコシ ★ 2015/05/08(金) 20:53:35.92 ID:???.net
 2013年8月に20~40代男性に向けたエンターテイメント小説の新レーベルとして創刊された「MFブックス」。
「小説家になろう」掲載作品の書籍化を中心に展開する同レーベルは、『フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~』
『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』
などヒットシリーズを次々と生み出しており、
公式サイトで連載が始まったマンガ家・鈴木みそさんのルポマンガ『なろう小説入門』にもあるように、
書店流通のランキングに顔を出すタイトルも多く、重版連発と大躍進中だ。
同レーベルの金田一健編集長にMFブックス立ち上げの経緯から作品の傾向、レーベル展開の戦略を聞く。

大人の想像・偶像・妄想をテーマに

――これまでのライトノベル読者と対象が異なる20~40代の男性を対象にしたMFブックスですが、立ち上げの経緯を教えてください。

金田一:そもそもは協業先のフロンティアワークスさんからの提案で始まったプロジェクトです。
同じ狙いで先行している版元もありましたが、このジャンルはまだまだ大きくなる可能性を秘めているという判断で、
当初から定期刊行するレーベルとして設定しました。

 コミック読者の多くは成人してもコミックを読み続けます。
同様にライトノベルというキャラクター小説で育った世代も成長してからも自分が読んできたものと同じようなジャンルの小説を読みたいという欲求を持っています。
26歳の誕生日を迎えた朝から、愛読書を時代小説やビジネス小説にいきなり切り替えるなんて人物像は想定しにくいでしょう。

 ただ、中高生向けのライトノベルをいつまでも読むのはしんどくなっているはずです。
大人には大人の想像・偶像・妄想があります。
それをテーマに描かれているのがMFブックスです。
「キャラクター小説は少年のもの」という考え方は古いものと考えています。
そして「商売」的な話をすれば、現在は10代よりいわゆる
「団塊ジュニア」の世代のほうが人口が多いことも市場の開拓につながると考えました。

――創刊ラインナップは小説投稿サイト『小説家になろう』の人気作品を書籍化した『盾の勇者の成り上がり』
『ライオットグラスパー ~異世界でスキル盗ってます~』『詰みかけ転生領主の改革』の3作でした。
そもそも同サイトからの書籍化がレーベル立ち上げの前提としてあったのでしょうか。

金田一:そうです。人気の“なろう小説”の書籍化を軸にしつつ、それと平行して大人向けキャラクター小説開発のノウハウを詰む。
やがてオリジナル作品でもヒットが出せる編集部を目指そう……というのが我々の狙いです。

 無料で読めるウェブ小説を書籍化することが読者のどんなニーズとマッチするのかということに関しては、レーベルのターゲット年齢層と関係性の深い話になります。「ネット小説が面白いと聞いた。
だが大人は何かと忙しいのでサイトで更新を追いかけるのは面倒。
誰か一冊にまとめてくれないか。できれば挿絵をつけて。
大人だから無料とは言わん」というお客様の声に、我々が「お待たせしました!」と。
そんな図式でしょうか。
実際に創刊してすぐに手応えが“あり過ぎる”状況が続き驚きました。
これほど求められていたとは! というのが正直な感想です。

 各タイトルには若い読者もたくさんいるのですが、書籍を購入して頂いてる方は大人のほうの読者が多い傾向です。
MFブックスを購入された方の約半分は、“なろう”掲載時からの愛読者のようです。
とすると、もう半分は上記のような方なのかな、と。ザックリ言うとそんな現状ですね。

【MFブックス公式サイト】
http://mfbooks.jp/

http://ddnavi.com/news/237980/
※続く

【大人向けラノベで大躍進! MFブックス編集長に聞くレーベル戦略】の続きを読む